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50代の肌はターンオーバーが乱れる!エイジングケア*のポイントを徹底解説

50代の肌はターンオーバーが乱れる!エイジングケア*のポイントを徹底解説

年齢と共に身体に変化が出ることは理解していても、50代になって肌にも大きな変化が出てショックを受ける方は多いでしょう。
本記事では肌の変化、特に50代でのターンオーバーの変化について解説します。
また、ターンオーバーの乱れを整えるポイントも紹介します。
50代でも「肌がきれいな人」と言われるため、本記事を参考にしてエイジングケア*に取り組んでみましょう。
*エイジングケアとは年齢に応じた化粧品等によるケアのことです。

50代はなぜエイジングケアが必要?

肌も身体も内臓も、ヒトの機能は年齢と共にどんどん変化していきます。
特に50代は肌の状態が大きく変化します。
いったい50代の肌には何が起きているのでしょうか。

ターンオーバーの周期の乱れ

50代になると、肌のターンオーバーの周期が乱れる方が多いです。
ターンオーバーとは何か、乱れる原因は何かについて解説します。

■ターンオーバーのメカニズム
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ターンオーバーとは一言でいうと、「古い皮膚が排出されて新しく生まれ変わること」です。
皮膚はいちばん外側が「表皮」、その内側が「真皮」、さらに内側が「皮下組織」となっています。
表皮のなかでも最も深部にある基底層で新しく作られた細胞は、徐々に押しあげられて最終的に角質となって表面からはがれ落ちます。
これがターンオーバーです。
20代の若い方のターンオーバーの周期はおよそ28日ですが、50代になると50日を超えるともいわれています。
ターンオーバーが長くなると、古い角質がいつまでも肌に残り、くすみ、シミ、ニキビ、シワなどの肌トラブルの原因となります。
また、早すぎても未熟な皮膚が表面に出るため、紫外線などの外的刺激に弱い肌になってしまいます。

ターンオーバーが乱れる原因
ターンオーバーが乱れる原因としては、次のようなことが考えられます。

● 加齢や紫外線、乾燥
● 生活習慣の悪化やストレス
● 不適切なスキンケア

よく勘違いされるのが、「洗顔はしっかりゴシゴシ洗わないといけない」という考えです。ゴシゴシ洗いすぎたり過度にピーリングを行ったりすると、はがれるべき時期になっていない角質を無理やり取ってしまうため、修復機能が働きターンオーバーを早めることとなってしまいます。
また、必要以上に角質が剥がれると肌のバリア機能が低下します。その結果、肌は乾燥しやすくなり、刺激を受けやすい状態になるためシミなどの原因となることも少なくありません。
クレンジングや洗顔は正しく行って、古い角質を残さないようにしましょう。
紫外線や乾燥、過度のダイエットや偏食、アルコール、タバコ、ストレスもターンオーバーの乱れの原因となります。
また、肌のターンオーバーを促す成長ホルモンは睡眠中に分泌されるといわれています。
ターンオーバーを乱さないためには、質の良い睡眠をしっかり取るように心がけましょう。

女性ホルモンの減少

女性ホルモンは思春期ごろから分泌され始め、20〜30代がピークとなりその後徐々に減少し、閉経を迎える50代では激減します。
女性ホルモンは女性の心や身体をすこやかに保つ働きをするため、女性ホルモンの減少は肌の老化に関しても大きな影響を与えます。
女性ホルモンの減少と共にコラーゲンやエラスチンが減少するため、肌のハリや弾力が失われシワが増えやすくなり、たるみも出てきます。

肌バリアの低下

50代になると、肌の水分を維持したり外的刺激から守ったりする肌バリアも低下します。
肌のバリア機能は、皮膚表面に油分があることで維持されており、女性ホルモンの減少とともに肌の皮脂量もぐっと減少し、バリア機能が低下していきます。
肌のバリア機能が低下することで肌の水分を維持できず乾燥したり、外的刺激に敏感になり肌荒れや炎症も起こしやすくなったりします。

そのほかの症状

50代になると、そのほかにも加齢とともに肌にさまざまな症状が出てきます。
長年、紫外線や環境ストレスはコラーゲンなどの線維にダメージを与えるため、肌の弾力性が低下し、シワやたるみが目立つようになります。
またシミやくすみも目立ち、肌のトーンが不均一になりやすくなるでしょう。

ターンオーバーを促進する方法

遅くなったターンオーバーを促進して整えるために、家庭でできる方法を紹介します。
ターンオーバーはなかなか目に見えるものではありませんし、すぐに改善されるわけではありません。
日々のケアを続けることで、気がつけば肌悩みがなくなっているということもあるでしょう。

プチプラでもOK!スキンケアを見直そう

ターンオーバーを整えるために、まず基本的なスキンケアを見直してみましょう。
クレンジングや洗顔はきちんと丁寧に汚れを落とすことが大切です。
汚れを落とそうと必死になったり、過度なピーリングをしたりするのはやめましょう。
顔を拭くときもゴシゴシこすらず、優しく押さえるように拭くことが大切です。
また、肌の水分を補うためには化粧水をたっぷり付けてください。
化粧水はプチプラでも構わないので、たっぷりと付けてあげましょう。
そして、化粧水のあとは油分のある乳液やクリームなどで蓋をして水分を閉じ込めることが大切です。
これが基本的なスキンケアです。 さらに50代に効果的なスキンケアについては、後述するので参考にしてください。

プラセンタをドリンクやサプリで取り入れよう

乱れた肌のターンオーバーを正常に近づけるためにおすすめしたいのがプラセンタです。
プラセンタには肌のターンオーバーを正常化させる働きがあるため、美容クリニックではプラセンタの注射も行われています。
しかし、金銭的な面とクリニックに通う手間を考えると、プラセンタ注射は敷居が高いと感じる方もいるでしょう。
そこで、手軽に試せるプラセンタのサプリメントやドリンクをおすすめします。
摂取してすぐに効果が出るものではないため、継続して摂取しましょう。
 

50代の肌にはどんなエイジングケア*が効果的?

50代の肌に効果的なエイジングケア*の方法をご紹介します。

肌のお手入れ

まず、スキンケア商品の選び方を見ていきましょう。

基礎化粧品はなるべく高保湿のものを使う
50代の肌に最も必要なものは保湿です。
基礎化粧品はできるだけ高保湿成分配合のものを使用しましょう。
代表的な高保湿成分には次のようなものがあります。

● ヒアルロン酸
● コラーゲン
● セラミド

これらは「3大保湿成分」と呼ばれ、べたつきがなく保湿効果を補ってくれます。
ただし、高保湿の高価な基礎化粧品を使っていても誤った使い方をすれば、肌に負担をかけるだけです。
クレンジングから全てのスキンケアの工程において、「肌の摩擦を控えて優しく」が基本です。
肌をいたわるようにスキンケアをしましょう。

エイジングケア*に効果的な成分が含まれているものを使う
50代の基礎化粧品は高保湿成分に加えて、エイジングケア*に効果のある成分が配合されたものがおすすめです。
エイジングケア*に効果があるおすすめ成分の一例を挙げます。

● ナイアシンアミド
● アスタキサンチン
● フラーレン
● トラネキサム酸
● ビタミンC誘導体
● レチノール

これらはほんの一部のため、ご自身の肌悩みに沿ったものを選びましょう。

基礎化粧品はライン使いがおすすめ
基礎化粧品を揃える際は、同じシリーズでのライン使いがおすすめです。
化粧品メーカーは化粧品の処方を考える際に、シリーズで揃えて使用することを考えて、高い効果が発揮できるように計算しています。
せっかく肌に良い成分が入ったものを使うのですから、効率良く肌悩みにアプローチするように、ラインで揃えて使用しましょう。
デイリーケアに加えて、週1〜2回だけのスペシャルケアを用意しておくのもおすすめです。

生活習慣を改善しよう

続いては生活習慣で気をつけたいポイントについて解説します。

徹底して紫外線対策をする
紫外線は肌の天敵です。
紫外線によってメラニンが生成されてシミの原因となることは十分知られていますが、それだけではなく保湿成分もどんどん失われて乾燥やシワの原因となります。
紫外線に気をつけるのは夏の屋外だけではありません。
紫外線は年中存在し、窓を通して室内にも降り注いでいます。
日焼け止め、日傘、帽子などで紫外線を防ぐと同時に、「紫外線を浴びてしまった」と思ったら、その日はいつも以上にスキンケアをしっかりしてあげましょう。

食事の内容を見直す
食事では「抗酸化作用のある栄養素」を意識することをおすすめします。
抗酸化作用は、身体の細胞の活性酸素による老化を抑制してくれます。
抗酸化作用のある栄養素には次のようなものがあります。

● ビタミンA、C、E
● ポリフェノール
● ミネラル

抗酸化作用のある栄養素を含む食品を積極的に摂り、身体の酸化を抑制しましょう。

適度に水分補給をする
適度に水分を補給して、身体のすみずみまで内側からうるおうようにしましょう。
水分が不足すると、新陳代謝や血液の流れが悪くなり、肌や身体の各器官に必要な栄養や酸素が届きにくくなります。
水分不足は肌だけではなく、身体全体に悪い影響を与えてしまいます。
水分は「不足している、喉が渇いた」と自覚する前に、こまめに摂ることがポイントです。スキンケア+水分摂取で身体の内側と外側、両側からうるおいを補給しましょう。
*エイジングケアとは年齢に応じた化粧品等によるケアのことです。

まとめ

50代になると、肌のターンオーバーの乱れや女性ホルモンの減少、肌バリアの低下などによりさまざまな肌トラブルが出てきます。
スキンケアや生活習慣を見直すことで、ターンオーバーを整えていくことが可能です。
また、プラセンタのドリンクやサプリメントもターンオーバーの促進に期待できます。
自分でできることをコツコツ取り入れて、50代の肌悩みを解消しましょう。

監修者

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成田亜希子
2011年医師免許取得。総合診療医として研鑽を積み、現在は美容系クリニックで統括医師と勤める。
日々、美容に悩む患者さんの診療に従事しており、シミやシワ、薄毛を予防することの重要性を説いている。
また、医療行政に携わっていた経験もあり地域住民の健康課題を抽出し、健康寿命増進政策に深く関わっていた。
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