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思春期(第二次性徴(成長)期)とカルシウム①

思春期(第二次性徴(成長)期)とカルシウム①

思春期に入ると、体の発達にも大きな特徴がみられ心身共に大人へと近づいていきます。
その一つとして、思春期にみられる第二次性徴(成長)期では、性ホルモンの分泌上昇により大人の体へと変化すると共に、成長ホルモンの分泌も増大し身長が一気に伸びます。
第二次性徴(成長)期が訪れる時期は個人差がありますが、男子で11歳頃、女子では10歳頃とも言われています。
この、身長が伸びる時期に十分なカルシウムが摂取できていなければ、身長を伸ばすことも、骨量を増やす事もできません。
ですから、この時期にしっかりとカルシウムを強化し、身長や丈夫な骨を形成するための一番のチャンスをしっかりと掴んで下さい!

◎食品とカルシウム
カルシウムが必要なこの時期ですが、具体的にはどれだけの量が必要なのでしょうか。
日本人の食事摂取基準においてカルシウムの摂取基準は次のように推奨されています。
<年代別カルシウム摂取基準量(mg/日)>
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<カルシウムを多く含む食品>
では、実際の食品にはどれくらいのカルシウムが含まれているのでしょうか。
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<カルシウムの吸収率>
食品にどれくらいのカルシウムが含まれているかは上記しましたが、これらを食べたからといって、食べた量がそのまま体内に吸収されるのではなく、多くは尿や汗などと共に排泄されてしまいます。
この吸収率は食品によって差があるため、カルシウムを多く含む食品を知るだけではなく、その食品ごとの吸収率も知っておくとより効率的です。
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また、食品だけではなく、年齢によっても体内でのカルシウム吸収率には違いが出てきます。
思春期を迎える10代でその吸収率はピークを迎え、その後加齢と共に徐々に吸収率は落ちていきます。

そのため、この10代の時期がカルシウム吸収と貯金にとって最も大切な時期なのです。

思春期(第二次性徴(成長)期)とカルシウム②へ続く

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