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カルシウムは有害?

カルシウムは有害?

カルシウムをとりすぎると結石が出来るのではないか?と心配する声もあるかもしれません。

また、カルシウム拮抗薬(高血圧治療薬、血圧降下薬)を飲んでいる人はカルシウムをとってはいけないの?と思う方もいるかもしれません。

どちらの場合も、カルシウムを摂取することに問題は無く、むしろ積極的に摂取した方が結石の予防や高血圧の予防になることが分かっています。

また、イオン化されたカルシウムは悪玉で、貝殻からとれるカルシウムは善玉と考える方もいらっしゃいますがこれも誤解で、正常な人では血液中を流れるカルシウムの約半分はイオン化されたカルシウムなのです。イオン化されたカルシウムでないと、十二指腸(小腸の上部)に存在するカルシウム吸収部位で吸収されないことが分かっています。

カルシウムもミネラルの一種ですので、これ以上摂ってはいけないという量が定められています。1日当たり2,300mgとされていますが、一般的に錠剤のカルシウム剤は含有量が多いため、食事の内容によってはカルシウムの摂りすぎに注意が必要です。その点、液体のカルシウムの場合は、含有量が少なめになっており、安心して利用できます。

イオン化されたカルシウムだからこそ、体に効率よく吸収され、全身で利用されます。

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